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「催眠」というとＴＶで見るような、人を動物に変えたり、

こっけいな動きをさせられるものを連想してしまいますが、

実は誰でも「催眠状態」には毎日なっているのです！

それは「眠りに落ちる前」と「眠りから起きた直後」。

この瞬間は顕在意識が低下し、潜在意識が活性化している

催眠状態になっているのです。

催眠術とカウンセリングの関係は非常に古くからあり、

精神分析でおなじみのフロイト博士も当初は催眠術を利用した心理療法を行っていました。

催眠術とは人間の意識や思い込み、人間の身体の生理的な機能を利用し、

心から身体などに働きかけ、思考や身体の機能をコントロールする技術です。

催眠状態になってもその人の意識はあり、問いかけに応えたり、

自分の意志で嫌なものには拒否することも出来るのです。

催眠状態ではイメージしたものがよりリアルに感じることも出来ます。

催眠療法ではそのような状態を利用し、苦手なものに対してイメージ下で

訓練を行ったり、記憶をコントロールできる状態で過去の記憶を再体験したりする

ことで治療を目指します。

なお、催眠状態は永遠に続くものではありません。

急に嫌いなものを好きになるような催眠があったとしても、その効果は消えてしまうでしょう。

催眠療法では繰り返し行うことで、潜在意識に強く働きかけて、その効果を強くしていきます。

また催眠と言うと無条件にカウンセラーの言うことを聞いてしまうのではないか、

本当は知られたくないことまでしゃべってしまうのではないかと

不安になる方もいらっしゃるかと存じます。

しかしながら、催眠状態においても意識はございますので、

自分が行いたくない行いはしませんし、催眠によってその意志を

曲げられることもございません。

また意識がございますから、伝えたくない内容は言わないことも

出来るのです。

催眠状態における優位性はお客様にございます。

安心して催眠療法をご利用くださいませ。

催眠療法では潜在意識に語りかけることでトラウマの原因を探ったり、

その原因を修正していくことになります。

潜在意識は様々な記憶を持っています。

普段の生活では忘れていることでも、潜在意識は覚えているのです。

催眠状態になり、潜在意識に働きかけることで過去の記憶をたどり、

今苦しめられている原因を探していきます。

潜在意識へは主にイメージを使って語りかけていきます。

催眠状態になっていると頭の中で作り出したイメージは非常に強い

感覚を伴って再生されます。

イメージの中で苦手なものを体験し、克服していくこともあります。

強いイメージは身体にも影響を及ぼすのです。

例えば、すっぱい梅干を口の中に放り込んだことをイメージしてみましょう。

口の中につばが出てきませんか。

これは以前体験したことがある出来事を覚えていて、そのことを

イメージしただけで身体が反応してしまうのです。

このように強いイメージは実際に身体に影響を及ぼし、効果を発揮します。

催眠療法では催眠状態でイメージを強く感じるようにすることで

まさに体験したように潜在意識に働きかけていくのです。

催眠療法というと催眠状態になり、トラウマなどを感じさせなくなるように

催眠術を施し、すぐに効果が発揮されると思われるかもしれませんが、

トラウマの原因を探らず、無理やり修正しようとしても

違う部分に問題が表れたり、すぐに効果がなくなってしまったりするなど

意味がないものになってしまいます。

風邪を引いてせきが出ているのに、のどだけをトローチでよくしようとしても、

少しの間は話しやすくなるかもしれませんが、またすぐに短が絡まったり、せきが出たり

しますよね。心も一緒です。根本の解決を行わなければ、いつまでたっても

前には進めないのです。

当ルームでは通常のカウンセリングの一環として催眠療法を取り入れております。

インナーチャイルドセラピーや過去退行療法などを中心に行います。

カウンセリングの通常料金内で実施いたしております。

催眠療法は他のカウンセリングの技法と同様、お客様とカウンセラーが

協力してなりたい自分、本当の自分を見つけ、目指していくものです。

当ルームでは催眠療法後のゴールイメージを共有し、潜在意識にゴールイメージを

強く体験させることで、実際の感情や行動を修正していきます。